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あなたのその体のトラブル、実は「原始反射」にあるのかも!?

最近、ちょっとだけ、本当〜にほんのちょこっとだけかじっている分野です。

通常、乳幼児だけに見られ、成長とともに消えていくはずの「原始反射」というものが
実は成人にも残っている(!!)という、発達系・教育系のお話です。

以下はサイトからの丸々引用になります。
http://genshihansha.jp/genshihansha

ご質問があっても、現時点では一切お答えできませんので、予めご了承ください。

要はですね、、、、
あなたの苦手な動作、所作、スポーツ競技の特性の向き不向き、
体の何気ないトラブル、病院で治療しても治りにくい症状などが
実はこの「原始反射」にある可能性が高い。
決して乳幼児、小児だけの問題ではなく、大人も知らず知らず抱えている、脳の奥底に横たわっている問題。
そういうお話です。

そこを私なりにお伝えできれば、と思います。
改善方法などは今後勉強していきますので、よろしくお願いします。

各反射にチェック項目がありますので、ご覧になってください。

中医学的な診かたでは、気虚・気滞・肝火上炎 につながりますし
スポーツでは、バク転が苦手・走る動作がぎこちない、頻繁に捻挫するということもありますし
治療分野では、やたらに肩が凝る・常に腰が痛いということもあります。

視点を変えるきっかけになれば幸いです。


<以下転用>
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

胎児が生き残り、成長するために子宮内で現れる「反射的(自動的)な動き」です。
脳幹によってコントロールされています。
出生するプロセスに必要で赤ん坊の初期の発達に重要です。
一つの反射が出現→発達→統合(卒業)してまた次に必要な反射が出現する、といったようにドミノ倒しのように順番に、連続的に現れます。
臨界期の子どもが、生き残るために大切な役割を果たします。
※臨界期とは、生後初期のある期間で、神経が集中的に作られたり、回路の組み換えが盛んに行われたりする、特に感性豊かな時期です。

反射を統合(卒業)して中枢神経系が発達すると、
より高次の脳(大脳)によって、その働きは抑制されていきます。

反射を保持したままでいること自体は、病気でも症状でもありませんが、
それによって、本人が生きづらさやお困り感を持っている場合、
その統合を扱うことは、全く新しい解決になります。


 
【恐怖麻痺反射】Fear Paralysis Reflex(FPR)
 
この反射の保持によって、「引っ込み」の癖をもったり、新しい状況で無口になったり、
決められた予定が変わったときの「恐れ」など特徴が見られます。

「引っ込み」というのは、静かになる、というだけではなくて、
時に金切り声をあげるような反応になることもあります。
 
また、恐怖麻痺反射(FPR)の保持によって、下記のような兆候に結びつくことがあります。

ストレス耐性が低い
肌、音、視覚的な変化などへの感覚過敏
状況が変わったり、驚くような出来事が嫌い
柔軟に対応できない
疲れやすい
すぐに息をつめる(止める)
人前で恥をかくような状況が怖い
自己信頼、肯定感が低い
愛情を受け取るのも表現するのも苦手
(本当は好きなのに、「嫌い!」というなど)
自己否定が強い
極度な恐れ、被害的な妄想
新しい活動を嫌う、特に誰かと比較されたり、優劣が出るような活動
かんしゃくをおこす
ストレス状況で固まる(考えることと動くことが同時にできない)
 


【モロー反射】Moro Reflex
 
新生児のときには、自分の周囲の状況が危険かどうかを理性的に判断するための脳はまだ発達していません。
そのために、危険かどうかを理性的に判断できなくても、その可能性のほとんどの状況に対応できるように、
無意識的(反射的)に「全ての出来事に一つの反射」で身体とホルモンが対応します。
 
その一つがモロー反射です。
モロー反射は、赤ちゃんのいろんな感覚にやってくる大きな刺激によって、引き起こされます。
例えば、大きな音、明るい光、突然荒っぽく触れること、赤ちゃんの身体が突然傾いたり、
落とされたりするようなバランスを崩す刺激、などです。

モロー反射は、副腎により引き起こされる、最も初期の「闘争・逃避(闘うか逃げるか)反応」です。
この反応によって、「攻撃するか、走って逃げるか」の身体的な準備を行い、
もしモロー反射が統合されていないと、「活動過多(ハイパーアクティビティ)」を引き起こします。

副腎は私たちの免疫系システムの中で大きな割合をしめています。
モロー反射によって副腎のスイッチが入りっぱなしになることにより、結果的に、副腎疲労症候群に伴うぜんそく、アレルギー、その他の慢性的な病気を引き起こす可能性があります。
また、モロー反射の保持によって、下記のような兆候に結びつくことがあります。

突然の音、光、刺激による感覚過敏反応
新しい状況や活動への参加対応が難しい
衝動的な振る舞い
被転導性(思考や注意がそれやすい)
不安、特に予期不安(未来への不安)
感情的、社会的な未熟さ
偏食、食品添加物への過敏
活動過多(ハイパーアクティビティ)
ADHD
副腎疲労症候群、アレルギー、喘息、慢性的な病気
 

 
【吸綴反射】Juvenile Suck Reflex

唇の辺りを触れたり、刺激されると、舌を出しておっぱいを吸うような仕草をします。
吸綴反射の保持によって、下記のような兆候に結びつくことがあります。

言葉や発音の問題
飲み込んだり、噛んだりすることが困難
話しながら同時に手作業することが困難
書くときに頻繁に舌や口が動く
噛んだり、話したりするときに、特に手が不器用
不正咬合Class II (下顎が奥に入っている:受け口の反対)
 

 
【探索反射】Rooting Reflex
 
軽く頬に触ったり、唇の端が刺激されると、赤ちゃんは刺激された方に顔を向け、
吸うための準備として舌を舐めずるように出します。

この反射は、お母さんのおっぱいを吸うための助けになります。
探索反射の保持によって、下記のような兆候に結びつくことがあります。

口周りの感覚過敏
舌が前に突きだしている
口から食べ物をこぼす、たらす
話すことの問題
噛んだり、話したりするときに、特に手が不器用
ホルモンバランスが悪い

 
【パーマー反射】Palmer Reflex
 
通常、乳幼児はパーマー反射が活性化されています。
パーマー反射は手のひらに何かが触れると、3本の指が手のひらを握るように動きます。

この反射は将来ものを「握る(親指と他の指で物を持つため)」ために統合される必要があります。
もし、この反射が保持されたままになると、文字を書き写すことが苦手になるだけでなく、アイデアを思いつきそれを書き記すといった大切な能力に影響が出ます。

パーマー反射が保持されていると、指や手先だけを動かすような動きの最中に、他の全身の筋肉の働きが弱くなる傾向があります。
例えば、ピアノを演奏したり、プラモデルをつくったりようなときに元気がなくなるような感じがあるかもしれません。
パーマー反射の保持によって、下記のような兆候に結びつくことがあります。

微細運動能力に欠如(手先が不器用)
不適切な鉛筆握りや手書き能力の不足
ピアノをひいたり、手作業するときに姿勢が崩れる
アイデアを紙に書き出すことが難しい(処理に時間が掛かる)
机やパソコンで作業するとき、姿勢が悪いか、背中に痛みが出る。


 
【足底反射】Infant Plantar Reflex / Babinski Reflex
 
足底反射には新生児プランター反射とバビンスキー反射があります。
パーマー反射と反応が似ていて、足の内側に触ったときに、まるで、触ったものを掴むかのように、つま先が屈曲するか、内側に巻いたようになります。
もしくは、親指が反ったり、足指が開いたりします。
 
足底反射の保持によって、下記のような兆候に結びつくことがあります。

歩き方がぎこちない
走り方が引き用
バランスが良くない
靴をはくときに指が巻いているので、靴の脱ぎ履きを学ぶのが困難
走りながらバランスや身体協調性がいるスポーツが困難
(サッカーなど)
歩行や立っているときに、腰に痛みを持ちやすい
むこうずねが痛い、硬い
ねんざがクセになりやすい
暗いところで歩くのが難しい(視覚がバランスをとることの助けになりにくい)


 
【脊髄ガラント/ペレーズ反射】Spinal-Galant/Perez Reflex
 
脊髄ガラント反射は、新生児のとき、腰のあたりの脊椎の片側をなでることで、
同じ方のおしり持ち上がったり、同じ側の脊柱が屈曲する反射です。
赤ちゃんが産道を通るときにおしりが動くことで進むことができるように、誕生のプロセスを助けるために存在しています。
(脊髄ペレーズ反射は脊柱上部にあります)

この反射を保持しているとき、脊柱の両側への刺激によって引き起こされる反応の一つが「排尿」「排便」です。
脊髄ガラント反射や脊髄ペレーズ反射を保持していると、学校の椅子の背もたれに触れるような軽い接触によって、いつも自分では意識しないでごそごそと動いていたり、腰のあたりがもぞもぞします。
(布団の)シーツの刺激によって、排尿反射を引き起こしますので、トイレトレーニングのあとでも、おもらしする原因になることがあります。
 
脊髄反射の保持によって、下記のような兆候に結びつくことがあります。

じっと座る能力(もぞもぞ、たえず身体を動かしている「そわそわ落ち着きのない子ども」)
注意と集中に問題
ぎこちない歩様
膀胱コントロール(寝小便が一般的にみられる)
脊柱側弯症の発展要因
物を操作するときの不器用さ
運動やスポーツにおける身体柔軟性や機敏さへの影響
腰痛や背中の緊張

 
【緊張性迷路反射】Tonic Labyrinthine Reflex(TLR)
 
TLRの発達は、前庭系システム(バランス感覚と空間の位置感覚を司る)と他の感覚(視覚や固有受容など)が、
チームでバランスを取るために必要です。
 
TLRを保持したままの子どもは、真っすぐと立つこと、安全に歩くことなどの歩き始める時に必要な能力を習得していません。
また空間把握、距離感、深さやスピードなどを掴むのが難しいかもしれませんので、
黒板の文字が飛び出して見えたり、ボールを受け取るのが難しかったりします。

TLRを統合することにより、大きく3つのことに進歩がみられます。
一つに、机に突っ伏して座る、頬杖をつくようなコトを止める手助けになります。

次に、机で作業するときに集中力が高くなります。
そして、運動や走るときなどの、ぎこちない体の動きが改善されて、全身協調を高めて動くコトを助け、
より効率的に動けるようになります。

TLRの統合によりこういったことに進歩が見られると、
運動やスポーツの記録においても自己ベストを更新するようなことは良く起こります。

緊張性迷路反射の保持によって、下記のような兆候に結びつくことがあります。

へなへな、ふらふらしている
バランス感覚が良くない
動きがぎこちない
でんぐり返しが綺麗にできない
姿勢良く座れない
方向・空間感覚をつかみにくい
(ボールの受け取り、黒板の文字) 
視覚の問題(字が飛び出して見えるなど)
空間、距離、奥行きやスピード感がつかみにくい
全身運動の協調性が低い
机で学ぶときに、読むことを嫌がる、疲れる
机の前で正しい姿勢を維持することが困難
本来持っている能力ほどにスポーツのパフォーマンス(成果)が上がらない
 


【非対称性緊張性頸反射】Asymmetrical Tonic Neck Reflex(ATNR)
 
非対称性緊張性頸反射は、赤ちゃんの頭を左右の一方に向けると、同じ側の腕と足が真っ直ぐに伸び、
反対側の腕と足は内側に曲がるように入り込む反射です。
生まれたときには完全に存在(保持)している必要があり、赤ちゃんが自分自身で動いて産道を通ることを手助けします。
ATNRは、腕と頭が関連して動きます。

この「腕=触覚」と「頭=視覚」との関連した動きによって、赤ちゃんは距離感覚を確立し、自らの手と目の協調性を育てます。
この反射が、本来の時期を超えて保持された場合、腕と目(頭)が一緒に動いてしまうので、
例えば、黒板を見上げて手元のノートに文字を書く、というようなことが難しくなります。

また、頭を左右のどちらか一方に回すと同じ側の腕や足も同じ方に開くため、バランスや楽に歩くことを妨げます。
サッカーのような球技にもその影響は及びます。
ATNRを保持したままだと、手を見たときに自分の意識とは関係なく他の筋肉の働きを弱くしてしまうので、
キャッチボールや様々なスポーツ活動の能力に影響を及ぼします。
生まれて間もなくの期間は(正常に)ATNRが働いているので、赤ちゃんが注意をひかれるようなものに何にでも視点が集中します。

このように生まれて間もなくは必要なATNRが、その後も保持されることになれば、大人でも子どもも、自分が注意を向けたいもの以外へ目が移りやすく、気が散りやすくなりえるのです。(それが原因となりでADHDなどの診断に出会います)
非対称性緊張性反射の保持によって、下記のような兆候に結びつくことがあります。

手と目の協調の困難
文字を書くのが苦手、遅い
ぎこちない鉛筆の握り
黒板の文字を写すのが難しい
読んでいる文字や列をすぐ見失う
(どこを読んでいたかわからなくなる) 
キャッチボールが難しい
正中線をまたぐのが難しい
(例えば、右利きの場合、ノートの左側に書くのが困難) 
視覚トラッキングの発達を妨げる
(トラッキングは、読んだり・書いたりするときに必要な目の動きのこと)
バランス感覚が阻害される
体の左右を別々に動かすことが難しい
利き手・目・耳が確立しない(学習に大きな問題がでます)
距離の認識が難しい
スポーツ全般が苦手
大人の場合、慢性の肩こりや首の問題を持つ

 
【対称性緊張性頸反射】Symmetrical Tonic Neck Reflex(STNR)

STNRは、生後8~11ヶ月の発達過程で見られる反射です。
「はいはい」への踏み台となる重要な反射です。(脊髄ガラント反射もこのカテゴリーに入ります。)

STNRを保持していると、手と目の協調に問題が出たり、猿のような歩き方になったり(肩を丸めて、前かがみになる)、背中の筋肉の緊張度をさげたりして、机に座るときには突っ伏したり、すぐに頬杖をついたりする様子が見られます。
 
対称性緊張性反射の保持によって、下記のような兆候に結びつくことがあります。

赤ちゃんのはいはい時期が通常より遅れる
手と目の協調の困難
猿のような歩き方
筋緊張が低い(特に背筋)ために、机ででの姿勢が悪かったり、机に倒れこむ
手元から黒板のように遠くに視点を動かす動作で目が疲れやすい
黒板の文字を写すのに時間がかかったり、情報の見落としが多い
 

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高齢者における「フレイルドミノ」をご存知ですか?

フレイルドミノの前提として、
高齢者のフレイルは、身体的、認知的、社会的な機能の低下が進行し、
日常生活の自立が困難になる状態を指します。

以下に、高齢者のフレイルがもたらす危険性をいくつか説明します。
 
1:身体的な危険性:
フレイルの高齢者は、筋力低下やバランスの悪化が起こりやすいため、転倒や骨折のリスクが増加します。
転倒は高齢者にとって重大な健康リスクであり、骨折や内出血、その他の合併症を引き起こす可能性があります。

 
2:認知的な危険性:
フレイルの進行によって認知機能が低下することがあり、認知症の発症リスクが高まる可能性があります。
認知症は日常生活に大きな影響を与え、本人および家族に負担をかけることがあります。

 
3:栄養と健康の危険性:
フレイルの高齢者は、食欲不振や栄養摂取の低下が見られることがあります。
栄養不足は免疫力の低下や体力の減退を招き、病気に対する耐性が低下する可能性があります。

 
4:生活の制約:
フレイルの進行により、高齢者の日常生活動作(ADL)への自己介助が必要になることがあります。
これにより、本人の生活の質が低下するだけでなく、家族や介護者の負担も増える可能性があります。

 
5:社会的孤立:
フレイルの高齢者は、外出や社会的な交流が難しくなることがあります。
これにより、孤独感やうつ病のリスクが高まることがあります。

 
これらの危険性を踏まえて、高齢者のフレイルの予防や早期の対処が重要です。
定期的な健康チェック、適切な栄養摂取、運動、認知トレーニング、社会的な参加などが、
フレイルのリスクを軽減するための対策として有効です。


何でもいいので、社会との接点を持っていることが最重要です。
社会との接点が無くなると、ドミノ倒しのようにバタバタバタとフレイルが進んでしまいます。


ドミノ倒し.jpg

コロナ禍で外部との接点が少なかったので、今後が心配されます。

関節の痛み:関節リウマチによる指の変形と、ヘバーデン結節による指の変形は別物です

【手の指の関節の痛みで悩んでいる方に】
 
関節リウマチによる指の変形と、ヘバーデン結節による指の変形は全くの別物です
鑑別するためには、以下のポイントに注目することが重要です。
 
症状の特徴:
「関節リウマチ」による指の変形では、通常、対称的に足の指などの複数の関節にも炎症や腫れが生じます。
朝のこわばり、関節の痛み、関節の軟部組織の腫れなどが一般的です。
また、指の変形は関節の破壊によるものであり、曲がり具合や偏りが見られることがあります。
 
一方、「ヘバーデン結節」による指の変形は、加齢などによる変形性関節症に起因します。
通常、中年以降の女性に見られます。
ヘバーデン結節は、遠位指節間関節(第一関節:指の最後の関節)にできる骨性の突起であり、
関節周囲に炎症や腫れはありません。
痛みやこわばりがあり、指の関節の可動域が制限されることがあります。
 
 
関節の範囲:
関節リウマチでは、複数の指の関節に炎症や腫れが生じることが一般的です。
対称的な関節への影響が見られることが多いです。
関節リウマチでは遠位指節間関節(第一関節:指の最後の関節)には変形は生じにくいです。
通常、第二関節と第三関節に変形と痛みが生じます。
 
ヘバーデン結節では、通常、遠位指節間関節(第一関節:指の最後の関節)に変形が現れます。
他の関節には特に影響を及ぼさないことが多いです。
 
 
 
関節リウマチの場合、血液検査でリウマトイド因子が陽性となることがあります。
ヘバーデン結節では、特異的な血液検査の異常は一般的には見られません。
画像検査(X線)によって、関節の変形や骨棘の存在が確認されます。
 
関節リウマチとヘバーデン結節の鑑別診断には、医師の診察と検査が必要です。
症状や検査結果に基づいて、医師は以下のような鑑別診断を行うことがあります。
 
血液検査: 関節リウマチでは、リウマトイド因子などの免疫マーカーが血液中に検出されることがあります。
これらのマーカーが陽性である場合、関節リウマチの可能性が高まります。
 
画像検査: X線やMRIなどの画像検査によって、関節の変形や破壊の程度、骨棘の有無などを評価します。
関節リウマチでは、関節炎症や関節の軟部組織の腫れが観察されることがあります。
一方、ヘバーデン結節では、末節関節の骨性の突起が確認されます。
 

筋繊維痛症のガイドラインと鍼治療の研究論文の紹介

【筋繊維痛症の治療についてのガイドライン】
 
筋繊維痛症の治療に関するガイドラインは、医学やリウマチ学の専門団体や学会によって発行されています。
以下は一般的に筋繊維痛症の治療に関する一般的なガイドラインの概要ですが、
最新のガイドラインを確認するためには信頼性のある医学データベースや専門医の指導を参照してください。
 
総合的なアプローチ: 
筋繊維痛症は痛みやその他の症状が多岐にわたる病態であるため、総合的なアプローチが推奨されます。
痛みの軽減や生活の質の向上を目指すために、複数の治療法を組み合わせて適切に対応する必要があります。
 
非薬物療法: 
運動療法、心理社会的アプローチ、栄養指導、リラクセーション法、睡眠の改善などの
非薬物療法が一般的に推奨されています。
具体的には、体力維持や筋力トレーニング、認知行動療法、ストレスマネジメント、
栄養バランスの改善、十分な睡眠の確保などが含まれます。
 
 
薬物療法: 
筋繊維痛症の痛みや症状の管理には、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)、
抗うつ薬、抗てんかん薬、筋弛緩薬、睡眠薬などの薬物療法が考慮される場合があります。
ただし、薬物療法は個別の症状に合わせて適切に使用されるべきであり、
副作用や相互作用にも注意する必要があります。
 
その他の治療法: 
筋繊維痛症の治療には、鍼灸、マッサージ、温熱療法、電気療法などの
補完的・代替療法も考慮される場合があります。
これらの治療法は、個人の症状や健康状態に合わせて選択されるべきであり、
信頼性のある施術者によって行われるべきです。
 

教育と自己ケア: 
患者自身が自己ケアを行うことも重要です。
患者に対しての教育や、自己管理の方法についての指導が含まれます。
例えば、適切な姿勢や体力維持、ストレスマネジメント、睡眠の改善、日常生活での負担の軽減などが挙げられます。
 

個別の症状に合わせた治療: 
筋繊維痛症の症状は個人差がありますので、個別の症状に合わせた治療が必要です。
痛みの部位や程度、生活への影響、合併症の有無などを考慮し、治療計画を立てるべきです。
 

筋繊維痛症の治療については、患者の症状や状態に合わせて総合的なアプローチが推奨されています。
治療には非薬物療法、薬物療法、補完的・代替療法、自己ケアなどが含まれ、
個別の症状に合わせた治療計画が必要です。
最新のガイドラインや専門医の指導を参照し、適切な治療を受けるようにしましょう。



 
 
以下は、筋繊維痛症に対する鍼治療の研究論文です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Harris RE, Tian X, Williams DA, et al.
Treatment of fibromyalgia with acupuncture: a randomized controlled trial.
Mayo Clin Proc. 2006;81(6):749-757. doi:10.4065/81.6.749

この研究では、鍼治療が筋繊維痛症の症状を改善する可能性があることが示されました。
研究参加者は、鍼治療を受けた群とシャム鍼治療を受けた群にランダムに割り付けられ、
治療前と治療後に痛みや身体機能、心理的な側面などを評価されました。
鍼治療を受けた群では、痛みの強度や身体機能の改善が見られ、心理的な側面でも治療効果があったとされています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Martin-Sanchez E, Torralba E, Diaz-Dominguez E, Barriga A, Martin JL.
Effectiveness of acupuncture for fibromyalgia treatment: a systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials.
J Acupunct Meridian Stud. 2019;12(4):109-122. doi:10.1016/j.jams.2019.02.001

この研究では、ランダム化比較試験のメタ分析により、
鍼治療が筋繊維痛症の症状を改善することが示されました。
研究には、鍼治療を受けた群と対照群の総計11件のランダム化比較試験が含まれ、
痛みの強度や身体機能の改善が見られたとされています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Li YH, Wang FY, Feng CQ, et al.
Acupuncture for fibromyalgia: an overview of systematic reviews.
Evid Based Complement Alternat Med. 2015;2015:615063. doi:10.1155/2015/615063

この研究では、過去に行われた鍼治療に関するシステマティックレビューを概観し、
鍼治療が筋繊維痛症の症状を改善することが示されていることが報告されています。
ただし、治療の長期的な効果に関する研究が不足していることが指摘されています。
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Wang C, de Pablo P, Chen X, et al.
Acupuncture for pain management in patients with fibromyalgia: a systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials.
J Rheumatol. 2010;37(11):2256-2266. doi:10.3899/jrheum.100104

この研究では、鍼治療が筋繊維痛症の痛み、睡眠障害、うつ病の症状を改善することが示されました。
研究には、鍼治療を受けた群と対照群の総計8件のランダム化比較試験が含まれ、
鍼治療を受けた群では、痛みの強度が軽減され、睡眠障害やうつ病の症状も改善したとされています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Vas J, Santos-Rey K, Navarro-Pablo R, et al.
Acupuncture for fibromyalgia in primary care: a randomised controlled trial.
Acupunct Med. 2016;34(4):257-266. doi:10.1136/acupmed-2015-010950

この研究では、鍼治療が筋繊維痛症の痛みや身体機能の改善に有効であることが示されました。
研究には、鍼治療を受けた群とシャム鍼治療を受けた群の総計153人が参加し、
鍼治療を受けた群では、痛みの強度が軽減され、身体機能の改善も見られたとされています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Ezzo J, Hadhazy V, Birch S, et al.
Acupuncture for osteoarthritis of the knee: a systematic review.
Arthritis Rheum.2001;44(4):819-825. doi:10.1002/1529-0131(200104)44:4<819::aid-anr138>3.0.co;2-p
この研究では、鍼治療が膝関節の骨関節炎に対して有効であることが示されていますが、
この研究に参加した患者は、筋繊維痛症の診断を受けたわけではありません。
しかし、この研究結果は、筋繊維痛症における鍼治療の可能性を示唆しています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

これらの研究結果から、
鍼治療が筋繊維痛症の痛みや症状の改善に有望であることが示唆されています。
しかし、いずれの研究も治療効果や安全性についての一定の結論を出すには十分な証拠がないとも報告されています。
より多くの高品質な研究が必要であり、鍼治療の筋繊維痛症に対する効果を明確にするためには、
さらなる研究が必要とされています。

また、鍼治療は個人差があり、効果がある場合でも一定の期間を経て効果が現れることがあるため、
十分な治療期間を設定することも重要です。
 

足がつる。その原因と対策・治療方法。鍼は効く?

足がつるbearing原因はいくつか考えられますが、代表的なものには以下のようなものがあります。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【水分やミネラルの不足】
水分やミネラル(特にカルシウム、マグネシウム、カリウム)が不足すると、
筋肉の収縮と弛緩がうまくいかず、足がつることがあります。

→良質な水とミネラルの摂取をしてください

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【過剰なアルコール摂取】
アルコールbeerを過剰に摂取すると、体内の水分やミネラルが失われることがあります。
そのため、足がつることがあります。

→アルコールはほどほどに。。。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【慢性的なストレスや不眠】
慢性的なストレスや不眠が続くと、
交感神経が優位になり、筋肉が硬直し足がつることがあります。


→副交感神経が優位になれるようにお手伝いします
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【血行不良】
足に十分な血液が行き渡らない場合、筋肉の収縮と弛緩がうまくいかなくなり足がつることがあります。
血行不良の原因には、運動不足、肥満、加齢、冷え性、喫煙、高血圧、糖尿病などが挙げられます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【筋肉の疲れや過剰な使用】
筋肉が疲れたり、長時間同じ姿勢を続けたり、運動不足で筋肉が弱くなっている場合、
筋肉が硬くなり、血液循環が悪くなることがあります。このため、足がつることがあります。

→筋肉がほぐれるような、さまざまなメニューを提供できます

 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【病気・疾患によるもの】
糖尿病や神経障害がある場合、神経がダメージを受け、筋肉の収縮がうまくいかなくなることがあります。
そのため、足がつることがあります。
他にも、高血圧、リウマチなどが該当します。

→初期の糖尿病は低周波鍼通電療法が功を奏します。
本態性の高血圧は鍼がお役に立てます。
リウマチによる関節の痛みは筋肉をほぐすことでかなり楽になります。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【腰が原因で足がつる】
腰椎管狭窄症や椎間板ヘルニアなどが原因で、足がつることがあります。
 
「腰椎管狭窄症」は、腰椎の骨の変形や靭帯の肥大化などによって、
脊髄を取り巻く骨の空洞(脊柱管)が狭くなってしまう症状のことです。
腰椎管狭窄症が進行すると、脊髄に圧迫がかかり、足に痛みやしびれ、痺れ、つるなどの症状が現れることがあります。
 
「椎間板ヘルニア」は、
椎間板と呼ばれる腰椎の間にあるクッションの部分が、
繊維輪を破って内部から飛び出した状態のことです。
この状態になると、神経根や脊髄が圧迫され、足に痛みやしびれ、痺れ、つるなどの症状が現れることがあります。

→ 低周波鍼通電療法や通常の鍼治療、マッケンジー療法で対処します
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【薬の副作用】
薬の副作用として、足がつることがあります。
例えば、利尿剤や抗うつ剤などが該当します。

→薬剤師さんに相談してください
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【足の姿勢や靴の問題】
足の姿勢が悪かったり、靴が合わなかったりすると、
筋肉の収縮と弛緩がうまくいかなくなり足がつることがあります。
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【冷えによる足のつり】
足が冷えると、筋肉の収縮と弛緩がうまくいかなくなるため、足がつることがあります。
冷えは、以下のような状況で起こることが多いです。
 
 
運動不足や身体の硬さ
運動不足や身体の硬さがあると、足の血流が悪くなり、足が冷えやすくなります。
 
食生活の乱れ
タンパク質不足だったり、栄養バランスが偏っていたり、食べ過ぎたりすると、
代謝が悪くなり、体温が下がりやすくなります。
 
睡眠不足やストレス
睡眠不足やストレスが続くと、交感神経が優位になり、血流が悪くなり、体温が下がりやすくなります。
 
靴や靴下の選び方が悪い
靴や靴下が薄すぎたり、足の形に合わなかったりすると、足が冷えやすくなります。


 

副腎疲労について

副腎疲労とは、
長期間にわたるストレスや疲労によって、副腎皮質ホルモンの分泌が低下し、
身体的・精神的な疲労や不調が起こる状態のことを指します。

副腎皮質ホルモンは、
ストレスに対する対応や免疫系の調節、血糖値の調整などに重要な役割を果たしています。
 
副腎疲労の主な症状には、
疲れやだるさ、睡眠障害、ストレス耐性の低下、集中力や記憶力の低下、
不安やうつ症状、消化器系の不調、体重増加や減少などがあります。

これらの症状は、他の疾患でも見られることがありますが、
副腎疲労の場合は、症状が長期間続くことが特徴的です。
 
副腎疲労の原因としては、
ストレス、不規則な生活習慣、栄養不良、感染症、
アレルギー、腸内環境の乱れなどが挙げられます。

 
治療法としては、
ストレスを減らすためのライフスタイル改善、栄養バランスの改善、
適度な運動、睡眠の改善、サプリメントの使用などがあります。

ただし、副腎疲労という疾患自体が医学的に確立されているわけではないため、

診断や治療法については専門医の判断を仰いでください。
 
 
 
 
 

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