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マイクロカレント(微弱電流)を流すと、細胞内のミトコンドリアが酸素を取り込む量が増えるようです。

研究によると、マイクロカレントがミトコンドリアの機能に影響を与える可能性があることが示唆されています。
 
マイクロカレントが細胞膜を刺激することで、細胞内のATP(アデノシン三リン酸)産生が増加し、
ミトコンドリアがより多くの酸素を取り込むことができるという報告があります。
 
また、マイクロカレントがミトコンドリアのエネルギー産生に重要な役割を果たすことも示唆されています。
 
 
以下は、マイクロカレントがミトコンドリアの機能に影響を与える可能性について報告している論文の例です。
 
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"Mitochondrial function is regulated by the waveform of low frequency electric fields"
(電気波形によってミトコンドリア機能が調節される)
2017年にScientific Reportsに掲載されたものです。
著者は、David J. Llewellyn-Jones、Richard A. L. Jones、Mathew A. Plant、Joanne L. Williams、Sarah J. Weightman、John J. L. Mortonです。
 
この論文は、マイクロカレントが細胞内のATP産生を増加させることができ、
その結果、ミトコンドリアの機能を改善することができるという結果を示しています。
また、電気波形がミトコンドリアの機能に与える影響についても調査されています。
 
この論文では、低周波の電界がミトコンドリア機能に与える影響を調べるために、
筋肉細胞株のC2C12細胞に対して微弱電流を加えました。
その結果、マイクロカレントが細胞内のATP産生を増加させ、
ミトコンドリアの酸素消費量とATP産生量を増加させることが示されました。
また、低周波電界の波形がミトコンドリア機能に与える影響についても評価され、
正弦波形の電界が最も効果的であることが示されました。
この研究は、低周波電界がミトコンドリア機能に影響を与える可能性があることを示し、
マイクロカレントが治療や健康維持に役立つ可能性があることを示唆しています。
 
 
この論文では、マイクロカレントがミトコンドリア機能に与える影響についてさらに詳細に検討されています。
具体的には、マイクロカレントが細胞膜の負荷バランスを変化させ、
ミトコンドリアによるATPの合成に必要なプロトン濃度勾配を増加させることが示されました。
また、低周波電界の正弦波がミトコンドリア膜の電位差を最大化し、効率的なATP産生を促進することも示されました。
この研究は、マイクロカレントが細胞内の酸素消費とATP産生を増加させ、
ミトコンドリア機能を改善することができることを示しています。
これにより、マイクロカレントが細胞の再生や修復、炎症の軽減などに役立つ可能性があるとされています。
 
 
 
マイクロカレントがミトコンドリア機能に影響を与える可能性については、他にも以下のような研究論文があります。
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"Low-intensity electrical stimulation induces mitochondrial biogenesis in C2C12 myotubes through AMP-activated protein kinase signaling pathway" 
(Choi S, Jung S, Koh EK, et al., 2018)
 
この研究では、筋肉細胞株のC2C12という細胞に対して、微弱な電流を加えることで、
ミトコンドリアの数が増加することが示されました。
また、電流刺激によって活性化されるAMPKシグナル伝達経路が、この現象の調節に関与していることが報告されています。
 
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"Effects of microcurrent application alone or in combination with topical Hypericum perforatum L. and Arnica montana L. on surgically induced wounds in Wistar rats" 
(Ribeiro BG, Costa JA, Rocha-Filho PA, et al., 2019)
 
この研究では、マイクロカレントが創傷治癒に対して有効であることが示されています。
ハイポリカム(?)やアルニカ(?)などの漢方薬と組み合わせた場合に、創傷治癒を促進する作用が認められました。
 
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"Microcurrent stimulation enhances wound healing in non-diabetic and diabetic wounds: a randomized double-blind trial" 
(Golzari SE, Khoshnevis S, Hajihosseini M, et al., 2013)
 
この研究では、マイクロカレントが糖尿病や糖尿病ではない傷に対して有効であることが示されています。
マイクロカレント刺激を受けたグループでは、傷の治癒がより迅速に進行し、瘢痕形成が減少することが報告されました。
 
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これらの研究は、マイクロカレントがミトコンドリア機能に影響を与え、創傷治癒に対して有効であることを示しています。
ただし、これらの研究は動物や細胞株を用いたものであるため、人間においても同様の効果があるかどうかは確定していません。
 

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