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腸脛靭帯 ストレッチ

腸脛靭帯

白い部分が「腸脛靭帯」と呼ばれる部位です。

「腸骨」と「脛骨」を結ぶ組織(靭帯)なのでこのように呼ばれます。



「どのようにストレッチをすればいいですか?」という質問を受けます。

口で言うと難しいですが、図解すると以下のようになります。

ITband1.GIFITband2.GIF

股関節の部分を沈ませるイメージで行なうとうまくいきます。


stretch-tensor-fascia-latae-it-band.jpg
上のように壁を利用するやり方と、下のように机くらいの高さの台を利用するやり方があります。
it.band.gif


腸脛靭帯と名付けられているくらいですから、

「靭帯」

です。

靭帯そのものは伸びることも縮むこともしません。
筋肉みたいに弾力性のある組織ではないのです。

(人体の解剖をした事がありますが、この腸脛靭帯は厚さ3mmくらいあります。)

腸脛靭帯は大臀筋(大殿筋)と大腿筋膜張筋から始まって脛骨につながっています。

あくまでもストレッチをするのはこの「筋肉」です。

大臀筋(大殿筋)
中臀筋(中殿筋)
大腿筋膜張筋

以上の3つの筋肉がストレッチされるのを意識して行いましょう。

股関節を沈める方向を微妙に変えると、これらの筋肉が伸びるのが体感できます。

よくわからない場合は、来院された際にお伝えします。

症状が長引く時は、きちんと治療を受けましょう。


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