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肺の病気「COPD」 せき・たん等の兆候。禁煙は欠かせません

以下朝日新聞記事より
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 たばこを長年吸っていると、せきやたんが出やすくなります。慢性閉塞(へいそく)性肺疾患(COPD)の兆候かもしれません。早く手を打たないと、酸素ボンベが必要な状態につながります。
 
 COPDに詳しい讃陽堂(さんようどう)松原病院(香川県三木町)の森田純二名誉院長(呼吸器内科)は「自覚症状が少ないので、息苦しくなってから受診する人が目立ちます。せきとたんの症状が出るまでに受診して欲しいのですが、風邪やぜんそくと混同され、発見が遅れる場合もあります」と話す。
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 COPDは、肺に入り込んでいる気管支が炎症でむくんだり、その先で酸素を取り込む肺胞が壊れたりして、酸素を取り込みにくくなった状態だ。長期にわたってゆっくり進行するため、気付かないうちに徐々に悪化する。最後は命にかかわる呼吸不全に至る。
 別名は「肺の生活習慣病」。たばことの関わりが深く、日本人の場合、患者の9割に喫煙歴がある。喫煙者の15~20%がCOPDになるとされ、禁煙後に症状が現れることも少なくない。また、非喫煙者が受動喫煙によってCOPDになる例も報告されている。
 国内の40歳以上の患者数は、疫学調査による推計で530万人。だが、診断を受けたのは22万人だけ。1日20本を20年吸い続けてきたような世代は、特に要注意だ。
 診断は、呼吸機能を測るスパイロメーターという器具を使う。気管支拡張剤を吸入後、思いきり息を吸って強く吐き出し、最初の1秒間で出た空気の量が肺活量に占める割合(1秒率)が70%を下回っていると、COPDと診断される。この検査で「肺年齢」も測れる。実年齢を大きく上回っていたら、COPDの疑いがある。
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 いったんCOPDになると、健康だった頃の肺には戻れない。進行を遅らせたり症状を改善させたりする治療が中心になる。
 まず、禁煙が欠かせない。岡山済生会総合病院の川井治之内科主任医長(呼吸器内科)は「COPDの患者が禁煙すると、その後の症状の進行を効果的に遅らせることができる」と話す。
 薬で呼吸しやすくする治療もあり、狭くなった気管支を広げる吸入薬や肺胞の炎症を抑える吸入薬などが使われる。息切れする場合は、肺の負担を軽くするために腹式呼吸を身につけたり、口をすぼめて呼吸する訓練をしたりする。
 重症になると、自力呼吸だけでは酸素が足りなくなる。外出や入浴の時も苦しくなるなど、生活の質も著しく下がるため、鼻に細い管を差し込み、酸素を送り続ける在宅酸素療法が必要になる。
 「40歳を過ぎてせきやたんが続くようなら、呼吸器内科のある医療機関で肺年齢を調べて欲しい。何より、ぜひ禁煙を」と川井さんは呼びかける。
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以上、朝日新聞記事より
http://www.asahi.com/articles/DA3S11376586.html
 
 
 
 
以前より病理学的に「肺気腫」と呼ばれていた疾患概念と臨床的に「慢性気管支炎」と呼ばれていた疾患概念を統一したもので、慢性閉塞性肺疾患(COPD)として総称する疾患概念となった、そうです。
 
2001年の国際ガイドライン(GOLD)および日本呼吸器学会の診療ガイドラインで明記され、日本および国際的な学会レベルでCOPDという概念は公式のものとなっているそうです。 (Wikipediaより)

慢性気管支炎 肺気腫.gif

COPD.jpg

 
私の学生時代は「肺気腫」という名称を習いましたが、医学は日進月歩。
常に変わっているのですね。
 
「肺気腫」の方の治療をクリニック勤務時代に担当していましたが、酸素ボンベを手放す事はできず、
鍼を含めた、いわゆる整形外科的治療も長時間できないので苦慮した覚えがあります。
 
超重症化した場合は鍼治療だけではどうにもなりません。
呼吸のリハビリを専門とした理学療法士などと提携を組んでおく必要があります。
 
喫煙者の方はCOPDを軽く思わず、心しておいてくださいね。



ちなみに、、
鍼治療で元の肺に戻せません。 

COPD に限らず、器質的変化したものは元に戻す事はできません。魔法ではないのですから。
ただし、現在残っている機能を現時点でのベストの状態にすることは可能です。

一般的に、
鍼灸治療は、機能的変化したものを改善することは得意であるとご理解ください。

 


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